アーチの門が印象的な座喜味城(ざきみぐすく)跡。沖縄のグスクの中では比較的小さいものの、静けさと高台からの絶景に魅せられて多くの観光客が訪れます。座喜味城跡があるのは残波岬のある読谷村。那覇からだと、車で1時間ほどで到着します。近くには、座喜味城跡で発見された貴重な出土品が展示されている村立歴史民族資料館や、農業用として使われている長浜ダムがあります。
入り口で迎えてくれるのはアーチ式の門。アーチの中央にくさび石が使われているこの門は、ほかのグスクには例がありません。座喜味城が作られたのは15世紀の初め。築城家として知られる護佐丸(ごさまる)が建てたもので、標高127メートルの高台にそびえています。天気のいい日には、遠く那覇の町まで見渡せる絶景ポイント。頬を吹き抜ける風が心地よく感じます。
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| 座喜味城入り口 |
珍しいアーチ式の門 |
城を取り囲む石垣が緩やかなカーブを描いているのも、座喜味城の特徴。大きな石から作られる曲線美は、もはや芸術と言ってもいいくらい。今から600年も前にこのような美しい城が建てられたなんて、到底信じられません。勝連城跡と同じように、こちらにも建物の跡が残っています。グスクの広さに対して、非常に小さな建物だったようです。この場所から、海や首里を監視していたのかもしれないですね。
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| 緩やかなカーブの石垣 |
中央には建物の跡が |
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| 多くの石が積まれています |
築城から600年とは思えない美しさ |
世界遺産に登録されている座喜味城も、沖縄戦のときは日本軍の砲台に、そして、戦争が終わった後はアメリカ軍の通信基地として使われていました。琉球の時代から500年以上を経て、再び戦いに利用されたのです。座喜味城を取り巻く悲しいドラマは、ここで断ち切るようにしないといけませんね。 |